現在、観光先進国と言われている国で認識されているガイドに求められる「3つの責任」と「5つの職能」。
3つの責任とは、
・Sustainability:社会や環境に配慮し活動する責任・Quality & Meaning:質の高い有意義な体験の提供する責任・Safety:安全管理と不慣れな土地で安全に活動するサポートをする責任
です。そして、この責任を果たすために必要だとされている5つの職能が、
① Sustainability:持続可能性② Technical skills & First aid : 専門技術と 応急処置③ Safety & Risk management:安全管理とリスク管理④ Customer Service & Group management:顧客サービスとグループ管理⑤ Natural & Cultural history interpretation:自然と文化的歴史に関する説明
となり、これらを元に選定基準を決定しています。
(職能要素:①~⑤)
ガイディングにおける経験は全ての要素を高いレベルに引き上げるために重要となります。経験の積み上げ方には個人差がありますが、「10年以上」としています。ただし5年以上で自己研鑽に真摯に取り組んでいるガイドを「ルーキー」として認定しています。
(職能要素:①、④、⑤)
同じ業種、同じフィールドで活動するものとして尊敬に値するガイドであるか。社会や環境に対する礼儀やマナー、協調性。体験そのものの魅力に加え、ガイドとしての立ち振る舞いなどを客観的に判断します。
尚、推薦理由は当該ガイドの紹介ページに推薦者名とともに掲載されます。
(職能要素:②、③、⑤)
ジャンルや活動範囲から以下の通りとしています。
<カヤック> ステージⅠ:沖縄県カヤック・カヌー協会認定ガイドまたはそれと同等の技術を有すること ステージⅡ:海域において継続して50㎞以上の航行が出来る体力と技術を有すること ステージⅢ:国内外における冒険や遠征等の活動実績があること
<トレッキング> ステージⅠ:適切なルートガイディングが出来る技術を有すること ステージⅡ:ロープやカラビナ等の登山用具を使用したガイディングが出来る技術を有すること ステージⅢ:国内外における冒険や遠征等の活動実績があること
<SUP> ステージⅠ:八重山SUP協会におけるインストラクターガイドⅠと同等の技術を有すること ステージⅡ:八重山SUP協会におけるインストラクターガイドⅠと同等の技術を有すること ステージⅢ:八重山SUP協会におけるインストラクターガイドⅢと同等の技術を有すること
(職能要素:②)
活動するフィールドが携帯電波不通区域、医療機関への搬送に時間がかかるまたは困難だと想定し、野外救急法(Wilderness Medicine)の下記のいずれかの資格を保持していること
・Wilderness First Aid ベーシックコース・Wilderness Advanced First Aid アドバンスコース・Wilderness First Responder プロフェッショナルコース
定期的に開催されるYOUR GUIDE沖縄主催のトレーニングに参加すること